エクソンモービルとシェブロンの利益は過去最高水準から減少、しかし予想は最高

ガソリン価格の下落にも関わらず、エクソンモービルとシェブロンは前四半期に大幅な利益を報告した。昨年よりは下がったものの、それでも勝ったウォール街の予測と、1年以上前のウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格の高騰の先行きについて。

アメリカ最大の石油会社エクソンモービルは116億ドルの利益を上げた、特別項目を除くベースでは、昨年第3四半期にこのベースで得た過去最高の四半期利益187億ドルから38％減少した。 これは2022年第1四半期に報告した55億ドルの2倍以上であり、リフィニティブが調査したアナリスト予想の105億ドルも10億ドル以上上回った。

シェブロンは67億ドルの利益を上げたと報告した、特別項目を除くと、昨年第2四半期の過去最高利益114億ドルからは40％減少したが、前年同期の同ベースでの65億ドルをわずかに上回った。 予想の６４億ドルも上回った。

2022年2月のロシアのウクライナ侵攻とその後のロシアのエネルギー輸出に対する制裁に伴う価格高騰を受け、世界中の石油会社は昨年、利益が大幅に増加したと報告した。 しかし、米国のガソリン価格は6月に1ガロン当たり5.02ドルという記録に達してから着実に下落した。

現在の米国の平均価格は1ガロン当たり3.67ドルで、OPECと他の産油国が減産に合意した1カ月前と比べて6％近く上昇したが、価格がまだ上昇していた1年前と比べると12％下落している。 。

この報道を受けてエクソンモービル株は１％上昇し、シェブロン（ＣＶＸ）株は市場前取引でほとんど変動しなかった。